BMIDE Windows ビルド環境構築
概要
Windows 環境で BMIDE の Codeful カスタマイズ(DLL をビルドするカスタマイズ)を行うための環境構築手順。JDK・Visual Studio の設定から BMIDE 内の Build Configuration まで網羅する。
データモデル定義のみ(Codeless)であれば、コンパイラのセットアップは不要。
基本概念
Codeful カスタマイズと Codeless カスタマイズの違い
| 種別 | 内容 | コンパイラ |
|---|---|---|
| Codeless | データモデル定義のみ | 不要 |
| Codeful | C++ コードのコンパイルと DLL のビルドを伴う | 必要 |
必要なコンポーネント
| コンポーネント | 備考 |
|---|---|
| Teamcenter BMIDE クライアント | TC インストールメディアに同梱 |
| JDK | BMIDE 自体の起動に必要。bmide.bat に JDK パスを設定する |
| Microsoft Visual Studio | C++ コンパイラとして使用。別途インストールが必要 |
注意: Visual Studio の対応バージョンは Teamcenter のバージョンによって異なる。Siemens の PAL(Platform Availability List) で使用する TC バージョンに対応した VS バージョンを必ず確認すること。
セットアップ手順
1. JDK パスの設定
<BMIDE インストール先>\bmide\client\bmide.bat を編集し、JDK のパスを設定する。
set JRE_HOME=C:\Program Files (x86)\Java\jreX
set JAVA_HOME=C:\Program Files (x86)\Java\jdkX.X.X
set JDK_HOME=C:\Program Files (x86)\Java\jdkX.X.X
2. TC_ROOT の設定
同じく bmide.bat に Teamcenter インストールパスを設定する。
if not defined TC_ROOT set TC_ROOT=C:\Apps\Teamcenter\TC_ROOT
3. Visual Studio 環境変数の初期化
bmide.bat に vcvarsall.bat の呼び出しを追加する。x64 / x86 は対象 TC が 64 ビット / 32 ビットかに合わせて指定する。
call "C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\<バージョン>\...\vcvarsall.bat" x64
BMIDE 上の設定
Build Configuration
BMIDE 内の Build Configuration で「Compiler Home」に Visual Studio のパスを設定する。
Code Generation
- Code Generation で生成コードの出力先ソースフォルダを指定する。
Extensions / Code Generation / Librariesにカスタムライブラリがなければ新規作成し、Active Library に設定しておく。
ビルドの流れ
Project → Generate Code → C++ Classesを実行する → makefile と C++ ファイルが生成されるProject → Project Buildを実行する → DLL がビルドされる
トラブルシュート
bmide_generatecode.bat がエラーになる場合
%TC_ROOT%\bin\bmide_generatecode.bat の先頭に以下を追加する。
set TC_BIN=%TC_ROOT%\bin
C クラスのみで生成した場合のリンクエラー
デフォルトでは C++ クラス向けに環境変数が設定されている。C クラスのみで生成した場合は、Teamcenter ヘッダファイルへの参照を手動で追加する必要がある。
BMIDE の GNU C++ のインクルード設定を参考に、GNU C 側にも同様のエントリを複製する。
関連トピック
参考
- Siemens PAL(Platform Availability List): TC バージョンごとの対応 Visual Studio バージョンを確認する際に使用
%TC_ROOT%\bin\makefile.wntx64: コンパイル・リンクコマンドの詳細確認に使用